JABSからのお知らせ

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2023年
07月04日

【JABS活動報告】厚生労働省『第5回美容師養成のあり方に関する検討会』実施のご報告

本日、第5回厚生労働省主宰の『美容師養成のあり方に関する検討会』が実施されました。今回の検討会で決定しました今後の方針をご報告致します。

● 以下、厚生労働省配布資料より抜粋
美容師養成の改善に向けた当面の方針に係る令和5年度以降の対応については、厚生労働省において、関係者の協力を得ながら、以下のように取り組むとする。

1、「オールウェーブ」を含む実技試験で問うべき科目の整理について。「オールウェーブセッティング」は美容に必要な基礎的技術の集約であるが、実技試験課題としては様々なヘアセッティング技術に広く対応する必要がある。厚生労働省は、「オールウェーブセッティング」について、その要素も含め、より幅広く美容師としての基礎的技術を検証っすることができる試験とする必要があると考える。そこで、実技試験課題としては、第一課題をカッティング、第二課題はワインディング又は上記の基本的事項も踏まえて「オールウェーブセッティング」の内容を見直した課題を試験回ごとに都度抽選により決定するものとする。新たな課題(現行の「オールウェーブセッティング」の内容を見直した課題)の名称は、課題の内容に相応しいものとする。実技試験課題の「オールウェーブセッティング」の内容の見直しは、令和11年2月の国家試験から実施を目指す。

2、「まつ毛エクステンション」について。「まつ毛エクステンション」による健康被害を含む保健所等への相談件数は、以下のとおり、減少傾向にあるが、依然として健康被害の相談があり、安心・安全な施術実施のため、美容師養成施設における必修科目の美容実習で「まつ毛エクステンション」が教育されるよう取り組む必要がある。美容師養成施設における「まつ毛エクステンション」の教育状況について、令和5年度から毎年度、厚生労働省から都道府県を通じて調査を行い、公表する。「まつ毛エクステンション」を必修科目の美容実習の項目として教えているのは、美容師養成施設の42.5%にとどまっている。現時点で「まつ毛エクステンション」を実技試験に導入するのは困難であり、まずは全国の美容師養成施設において必修科目の美容実習で「まつ毛エクステンション」の教育が行われるように取り組む。

3、美容所における実務実習について。美容師養成施設の美容所における実務実習が有効に行われるよう、美容師養成施設の美容所における実務実習の実施状況について、令和5年度から毎年度、厚生労働省から都道府県を通じて調査を行い、公表する。また、令和5年度に、厚生労働省において、美容師養成施設の美容所における実務実習について、好事例(美容師養成施設と美容所の連携、 実務実習計等)、課題、ニーズ等を調査し、より成果の上がる実務実習を美容師養成施設や美容所等に周知する。 

4、養成段階から就業後の人材育成の連携・接続について。養成段階と就業後の人材育成の連携 接続が円滑かつ効果的になされるよう、令和5年度に、厚生労働省において、美容師養成施設と美容所の養成段階と就業後の人材育成の連携・接続(美容師養成施設の美容所における実務実習、 美容師養成施設の就業後のフォロ一等を含む。)について、好事例を調査し、美容師養成施設や美容所等に周知する。また、美容所における人材育成(社会保険の加入、労働基準の遵守を含む。)の取組を推進するため、これらの重要性について、厚生労働省において通知を発出する。 

詳細はこちらの画像をクリックして資料をご確認ください。

ご報告は以上になります。2021年6月に当時の河野太郎行政改革担当大臣に、自民党の「美容サロンに関する議員勉強会」より提言書を出してから、JABSの活動の成果がようやく出ました。まだこれから詳細が決まっていきます段階ではありますが、JABSはこれからも美容業界がより良く、美容師の皆さんが活躍できるような環境がつくられますように厚生労働省をはじめ各関係各所とコミュニケーションを取りながら活動して参りたいと思いますので、JABSへの応援を宜しくお願い致します。

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