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2022年
06月05日

一部メディアにて報じられている「美容師のあり方に関する検討会」における実技試験のあり方に関する当 協議会 の見解について

一部メディアにて、当協議会が検討委員として参加した「美容師のあり方に関する検討会(第一回1月13日、第二回3月10日、第三回3月30日)」の際に、当協議会が、実技試験としてオールウェーブセッティングを廃止し、その代わりとしてまつ毛エクステンションを実技試験に採用するよう求めたという内容の報道や、実技試験の内容が変更されることが決定したといった報道がありましたので、ここに、これを否定させていただき、当協議会としての見解をご説明させていただきます。

「美容師のあり方に関する検討会」では、即戦力につながる教育のあり方を総合的に議論する中で、当協議会としては、養成校において実技試験に対応するための実習に多くの時間が割かれている現状がある一方で、現在の美容の現場では、身につけるべき技術が多岐に渡っていることに対応するため、養成課程での時間配分を見直し、現場で必要とされる技術の習得に時間を活用できないか、という観点から、実技試験の見直しを提案致しました。

現行の実技試験のあり方に関しては、検討会として改めて業界内の認識を確認するため、美容師及び養成校からのアンケート調査が実施され、その結果として、オールウェーブセッティングに関しての調査結果が、実技試験の採用の是非を検討すべき内容となっていたため、特にオールウェーブセッティングを実技試験として採用する是非について議論がなされました。

当協議会としては、オールウェーブセッティングについて技術として不要という主張は一貫して、しておらず、実技試験としてオールウェーブセッティングが適切かを検討していただくことを趣旨とし、さらには、特定の技術について変更、採用してほしいということでなく、検討会のような、時代にあった技術とは何かを業界関係者が集まって多角的に議論する場づくり、環境づくりを求めました。

これを受け、検討会では、オールウェーブセッティングを実技試験として採用する是非を今後も継続して検討するという方向性が示されましたが、オールウェーブセッティングを実技試験から廃止するといった結論には至っておりません。また実技試験としての適性については、ヘアカラーはじめその他の技術に関しても検討・研究を進めるという方向性が示されております。

また、まつ毛エクステンションについては、別議題として、美容師資格の取得が必要とされる技術でありながら、必修化が進んでいない現状、さらには、技術的な裏付けがない中で、養成校を卒業される場合があることに対して、安全性をいかに担保していくのか、という安全性の観点での議論がなされました。

こちらも美容師及び養成校に対してアンケート調査を実施した結果、やはり安全性の担保、技術力の向上に対してはニーズが高い結果となったため、具体的には必修化の徹底と実技試験としての採用を検討することが議論されましたが、その背景は、あくまで美容師資格に基づき技術力を担保する考え方であり、消費者保護の観点に基づいたものであります。

検討会では、まつ毛エクステンションの安全性に対する認識は検討会メンバーがその必要性を理解し、必修化の徹底を求めるとともに、実技試験としての実施可能性について検証をするという方向性が示されたのであり、まつ毛エクステンションが実技試験に採用されるという結論でまとまったという事実はありません。

実技試験におけるオールウェーブセッティングの位置づけの議論とまつ毛エクステンションの技術の習得の必要性に関する議論は、別の議論であり、議論の意味合いやその背景も異なっており、検討会においても混同して議論されたことはありませんので、ここに改めて見解をお伝えさせていただきます。

当協議会では、「美容に携わりたい人を増やし、携わりたい人が活躍できる環境づくり」の活動趣旨のもと、引き続き政治や行政に対しても働きかけをしていきますので、何卒ご支援のほど、宜しくお願い致します。

一般社団法人日本美容サロン協議会
理事長吉田靖志